お知らせコラム

不整脈

気になるドキドキ、脈拍の乱れ・・・
心のケアで「不整脈」を改善。
不整脈が起こると心臓の病気と心配しがちですが、実際には特に病気がなくても多くの人に現れる症状。とはいえ、心臓のドキドキや胸の不快感といった症状が続くのはつらいもの。不安からストレスを抱えてしまうこともあるので、症状が気になる人は積極的に対応しましょう。
不整脈は健康な人にも起こる症状。不整脈は脈が速くなったり遅くなったり不規則になったりする状態のこと。私たちの心臓は電気信号によって規則正しく拍動していますが、何らかの原因でこの信号に異常が起こると拍動のリズムが乱れてしまいます。これが不整脈で、主に脈が速い「頻脈」、脈が遅い「徐脈」、脈が不規則な「期外収縮」の3つのタイプに分かれます。
不整脈は心臓血管や甲状腺異常などがある場合に起こりやすくなるとされています。一方、不整脈で受診する人の約9割は期外収縮と言われ、このタイプは健康な人にも起こるため、多くの場合は治療の必要がありません。 注意したいのは不整脈に伴って強い動悸や息切れ、めまい吐き気などがあらわれた場合。重い病気が原因になっていることもあるので、こうした症状があれば早めに医師の診察を受けましょう。
中医学では「心悸(しんき)」、「心動(しんどう)」、「心慌(しんこう)」、「心跳(しんちょう)」などの症状が不整脈にあたり、心電図などに異常が見られなくても自覚症状があれば五臓の「心」の不調と捉えて対処します。不整脈の主な要因となるのは血流が滞る「瘀血(おけつ)」の状態。また、五臓六腑の根本を支える「腎」の虚弱、心臓の動きと深く関わる「気(エネルギー)」「血」の不足、ストレスによる「気」の停滞なども、不整脈を招く要因となります。
こうした不調を改善することは不整脈が起こりにくい体質づくりにもつながります。診察を受けて特に治療の必要はない場合でも、積極的に体質を整えて不快な症状を改善していきましょう。
不整脈のタイプ
正常値の脈拍は個人差が大きいので、普段からチャックしておくことがポイント。
脈拍の正常値:1分間に60から100回(成人の安静時)
脈が速い「頻脈」:脈が1分間に100以上。場合によっては命の危険もあるタイプ。
脈が遅い「徐脈」:脈が1分間に50回未満。命の危険があることはまれ。
脈が不規則な「期外収縮」:脈が飛んだりリズムが乱れたりする。健康な人にも見られる。

タイプ別「不整脈」の養生法
不整脈の主な要因となるのは、「瘀血」「腎の虚弱」「気血不足」「気の停滞」の体質。気になる症状から自分の体質をチェックして、しっかり改善していきましょう。
①不整脈を繰り返す瘀血タイプ
脈拍を司る「心(しん)」は、十分な「血(けつ)」がスムーズに流れていることで健やかに働きます。そのため、偏った食生活や冷え、ストレスなどの要因で「瘀血(血行不良)」が発生すると、心の働きに影響して不整脈が起こるように。瘀血は寒邪(かんじゃ)の侵入を受けるとさらに悪化するため、冬の寒さや夏の冷房などで体が冷えると、不整脈が起こりやすくなります。季節を問わず冷たい飲食を控える、冷えない服装を心がけるなど体を温める習慣をつけましょう。また食事、睡眠、運動などの生活習慣を見直し血の質と流れを良くすることも大切です。
・気になる症状
繰り返す動悸や不整脈、胸の重苦しさ、心痛、頭痛、肩こり、手足のしびれ、冷え、顔色が暗い、舌の色が暗く瘀班、瘀点がある(長期にわたる動悸、狭心症、動脈硬化症、高脂血症、高血圧、高齢の人なども参考に)
・食の養生:温性、辛味、黒色の食材で血行を良く
玉ねぎ、ラッキョウ、しょうが、ねぎ、納豆、紅花、サフラン、山査子、シナモン、ターメリック、青魚、海藻類など
②不整脈の長期化腎の虚弱タイプ
「腎」が蓄える精(生命エネルギー)の源は、五臓六腑の根本を支え、「血」を生成する源に。また、人の成長や発育、老化の症状とも密接に関わっています。そのため、腎が弱くなると心の機能低下や血不足を招き、また老化症状も現れやすくなるため、不整脈が起こりやすくなるのです。
「期外収縮(不規則な脈)」は30歳以上のほぼ全ての人に現れる症状で、加齢とともに増えるとされています。腎は年齢を重ねると自然と衰えていく臓器です。老化による不整脈を予防するためにも、中年以降の人は腎を積極的にケアをすることを心掛けましょう
・気になる症状
長期にわたる不整脈、物忘れ、耳鳴り、聴力の低下、めまい、抜け毛、白髪、腰痛、頻尿、冷え、ほてり、不安感、不眠、舌の色が淡い、または舌が紅く舌苔が少ない
(高齢、更年期、慢性疾患の消耗がある人なども参考に。)
・食の養生:音声、木の実、黒色の食材で腎を元気に
クコの実、桑の実、くるみ、黒豆、黒ゴマ、栗、桑の実、キノコ類、山芋、ニラ、うなぎ、ふかひれ、エビ、スッポン、ナマコ、羊肉など
③心のエネルギー不足気血不足タイプ
体内の「気」「血」は「心」のエネルギーや栄養となります。また、スムーズな血流を保つためには、流れる血流と血を押し流すエネルギー(気)が十分にいることが大切。そのため、気、血が不足していると心のエネルギーや栄養が不足し、血流も悪くなって不整脈が起こりやすくなるのです。
また、血が十分にないと精神も不安定になりがちで、不整脈がさらに起こりやすくなってしまうことも。心を健やかに保ち、精神を安定させるためにも日々の食事でバランスよく栄養を取り、気、血をしっかり養いましょう。
・気になる症状
不整脈が長期化しやすい、疲れると症状が重くなる、めまい、疲労感、倦怠感、顔色が青白い、舌の色が淡い(秒後、術後、貧血、更年期、高齢の人なども参考に。)
・食の養生:甘味、温性の食材で気・血を養う
大豆製品、米、豚肉、鶏肉、タイ魚、タイ、白きくらげ、白ごま、キノコ類、カボチャ、山芋、黒砂糖、ブドウ、少量のワイン、棗、百合根、蓮のみ、小麦、鶏の初、竜眼肉など
④自律神経が乱れる気の停滞タイプ
心臓のリズムは自律神経によってコントロールされています。自律神経の働きは「気(エネルギー)」の巡りと関わっているため、過度なストレスなどで気の巡りが停滞すると、脈が乱れて不整脈が起こりやすくなるのです。
また、気が血と一緒に流れているため、気が停滞すると血流も悪化し、心の働きに影響することもあります。このタイプの養生はストレスをこまめに解消して、気をスムーズに巡らせることが基本です。不整脈が気になると、それがストレスになってまた症状が出るという悪循環に陥ってしまうこともあるので、あまり気にしすぎないことも大切です。
・気になる症状
不整脈、胸の重ぐるしさ、胸痛、ストレスで症状が重くなる、不安感、イライラ、怒りっぽい、憂うつ、緊張、驚きやすい、のどの閉塞感、舌辺が赤い(ストレス過多、更年期の人なども参考に。)
・食の養生:香りのよい食材で気の巡りをスムーズに
紫蘇、三つ葉、陳皮、マイカイカ、菊花、カモミール、オレンジ、グレープフルーツ、ミント、ジャスミン、セロリ、レモン、梅、酢、そば、など

●暮らしの養生
・睡眠をしっかりとって心身に十分な休息を、疲労やストレスは自律神経の乱れを招きます。
・カフェインの取り過ぎに気をつけて。睡眠に影響するので、夕方以降はなるべく控えましょう
・強い刺激を避け、情緒を安定させて。恐怖、怒りなどはストレスにつながります。
・食生活を整えて血流をスムーズに。暴飲暴食、油っこいものの取り過ぎなどに気をつけて。
・冷えは血行不良の要因。温度調節に気を配り、寒い時期はしっかり保温を。
・排尿、排便をスムーズに。体内に老廃物を溜めないことも大切です。

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