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暑さを乗り切る夏の薬膳茶・・・中国的生活207

日々の生活で体を整える、そんな「薬食同源」の知恵が根付く中国で、暑い季節に重宝されるのが「涼茶」です。涼茶は単なるお茶ではなく、伝統的に暑い季節の体調管理に用いられてきた素材をブレンドした薬膳茶。体内にこもった熱を冷ます、のぼせや炎症を鎮めるといった働きがあり、体を涼しく整えるお茶として古くから親しまれています。

「熱を冷ます」というと冷たい飲み物を浮かべますが、涼茶は常温かホットで飲むのが一般的です。中国では冷たいものは胃腸に負担をかけることをみんな知っているので、どんなに暑い日でも常温か温かいもので胃腸の健康を守るのが当たり前なのです。涼茶は夏の定番で、日本の麦茶のように多くの家庭で常備されています。

一方、最近ではティーバッグや缶などで市販されているものも多く、「涼茶舗」と呼ばれる専門店がある町も。仕事や買い物の合間に飲む涼茶で一息、そんな光景も夏の風物詩の一つとなっているそうです。

ちなみに涼茶には様々な種類があり、その日の体調や体質に合わせて選ぶのもポイントです。定番には次のようなお茶があるので、夏の健康対策にぜひ取り入れてみてください。日々のお茶で美味しく体を整え、厳しい暑さを乗り切りましょう。

涼茶いろいろ
いずれも、体内の熱を冷ます、余分な水分を取り除く、汗を調節する、といった働きが期待できます。それぞれに特徴があるのでお茶選びの参考に

緑豆湯:だるさ、むくみをすっきり
緑豆をやわらかく煮て軽く甘みをつけたぜんさいのようなもの。ハトムギを加えてもOK

酸梅湯:胃腸を整え、夏バテ予防
烏梅(ウバイ)(燻製した梅)または干し梅に山査子、棗や甘味料を加えて煮出した、甘酸っぱい飲み物。

金銀花茶:のどの痛み、肌トラブル、暑さによるのぼせに
乾燥したスイカズラの花を煎じたお茶

菊花茶:目の疲れとストレスを和らげる
乾燥菊を熱湯で抽出した、香りのよいお茶

五味消毒飲(ごみしょうどくいん):皮膚の赤み、晴れ、暑熱対策に
金銀花やタンポポなどを煎じ体調に優しい涼茶。火邪や熱毒で弱った体を整えます。

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