お知らせコラム

錠剤製品の取り扱いについて・・・コタロー漢方通信

錠剤表面に剤皮を施していない素錠は、製造工程を厳重に管理していても、まれに割れや欠けを生じることがございます。小太郎漢方製薬では、錠剤の成形(打錠)工程において、一定時間ごとに錠剤の質量、厚み、錠径、硬度を測定し、問題なく生産できていることを確認しております。打錠後の全ての錠剤は、その外観(表面、裏面、側面)を高感度のセンサーカメラを搭載した錠剤外観検査装置にて検査し、不良錠を排除しております。さらに、検査装置で良品と判定された錠剤についても、定期的に抜き取り検査として作業者が目視確認を行い、検査装置に問題がないことも確認しております。一方で、錠剤の割れや欠けは、製品の取り扱いや流通過程において何らかの衝撃を受けることで発生する可能性がございます。小太郎漢方製薬では、製造工程で割れ・欠けを発生させることのないよう、作業者に対して錠剤や製品を丁寧に扱うよう指導を行っております。また、流通過程での割れ・欠け発生防止のため、丁寧な取り扱いをお願いするマークを段ボールケースに表示し、製品のビンの中には樹脂製の緩衝材を挿入しております。ところで、お客様の中には、この緩衝材を開封後に再びビンの中へ戻してしまう方がいらっしゃいます。樹脂製の緩衝材は静電気を帯びやすく、一度取り出したものを戻されますと、ビンへの異物混入につながるおそれがございます。また、開封時、手に湿り気があった場合には、緩衝材に水分が付着し、錠剤が変色する可能性がございます。お客様に安心してお薬を服用していただくため、錠剤製品の添付文書や個装ケースには、下記のように取り扱い上の注意を記載しております。
【添付文書】
ビンの中の詰めものは、フタをあけた後はすててください。(詰めものは、輸送中に錠剤が破損することを防ぐためのものですので、再使用されると異物の混入や湿気により品質が変わる原因になることがあります)
【個装ケース】
ビンの中の詰めものは錠剤の破損防止用です 開封時にすててください。
錠剤製品をご購入いただくお客さまには、保管及び取り扱い上の注意をご説明いただきますようお願い申し上げます。

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