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生薬として活躍する美味しい「野草」・・・中国的生活146 五行草[馬歯莧(ばしけん)]

道端や空き地などでよく見かける「スベリヒユ」。日本では繁殖力の強い雑草として扱われることの多い植物ですが、実は栄養価が高く、薬用効果にも優れた「スーパーフード」でもあることをご存知でしょうか。
薬食同源の国・中国でもその効能は古くから知られ、食材としてはもちろん、生薬としても重宝されてきました。ちなみに「葉は緑、茎が赤、花が黄、根が白、種子が黒」と五つの色を持つことから、中国では「五行草」と呼ばれています。和名はスベリヒユ、生薬名は馬歯莧(ばしけん)、中国では「長寿菜」という別名があります。
主な効能は、抗菌、解毒、消炎、利尿などの作用。食中毒などの胃腸不調や皮膚トラブルの妙薬として知られ、昔は下痢や腹痛を起こした時の身近な民間療法として五行草が使わていました。虫刺されや皮膚炎などの症状には、外用薬としても応用されていたそうです。
食材は豊富になった現在では中国でも日常的に食べることは少なくなったそうですが、今でも夏になると、中国のスーパーの野菜売り場に新鮮な五行草が並ぶことも少なくありません。味はモロヘイヤやほうれん草に似ていてとても食べやすく、ほんのり感じる酸味と粘りがアクセントになる五行草。茹でてお浸しにしたり、炒め物にしたりとおいしく食べられるので、旬の夏にはぜひ栄養たっぷりの五行草レシピを楽しんでみてください。
五行草[生薬名:馬歯莧(ばしけん)]の主な効能
味:酸味 性質:寒
主に「心」「大腸」に作用
・熱を冷まし帳の不調を抑える:下痢、粘膜便、血便、食中毒、胃腸炎、虫垂炎などに
・解毒させ炎症を抑える:皮膚の炎症、熱感を伴う痛み、アレルギー症状などに
栄養価としては、健康をサポートする効果が期待されているオメガ3脂肪酸をはじめ、ビタミンやミネラルが含まれています。

 

 

 

スベリヒユは乾燥耐性があり、畑、路傍、空き地など日当たりの良い場所で自然に生えます。そのほか潮風にも強く、海辺にも良く生えています。草取りをした後、炎天下に放置しても、また根付いてしまうほどの強い生命力があります。
薬草として非常に広範囲な薬効が見られ、その強力な解毒や消炎作用は「天然の抗生物質」と言われるほどです。
中国では、解熱、咳止め、止血、鎮痛、整腸、湿疹、虫刺され、皮膚炎、抗菌などに使われています。
また野菜としても食されているとのことです。
パンフレット参照

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