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貴重な動物生薬「鹿茸」・・・コタロー通信

鹿茸は、『日本薬局方外生薬規格 2022』に収載されており、
Cervus nippon Temminck,Cervus elaphus Linné, Cervus canadensis Erxleben 又はその他同属動物(シカ科)の雄鹿の角化していない幼角をそのまま又は横切したものと規定されています。
『神農本草経』の中薬に記載があり、腎を補う作用として古くから使用されていました。鹿の角は、弊社の前身である株式会社くろやきや小太郎から取り扱いがあり、鹿角霜(ろっかくそう)や鹿角が配合された伯州散(はくしゅうさん)がありました。伯州散は、反鼻、鹿角、津蟹の黒焼きで構成された処方で、亜急性または慢性の化膿性疾患に用いられます。
『黒焼の研究』1)では、「黒焼とは、草木鳥獣虫魚等を採り、土製の容器内において、できるだけ空気の侵入を防ぎ、蒸焼にして製する暗黒色炭化性の残骸にして、多くは一種の臭味と光沢を有し、之を火中に投ずればガスを発生するものあり。中に水及び酒精に多少溶解すべき物質を含有するものをいう。」と定義されています。
伯州散の歴史は古く、元の処方は『大同類処方』89 巻に収載された伯耆薬とされ、反鼻、鹿茸、津蟹、殻灰の 4 種類をすりつぶして粉末にしたものを用いていました。江戸時代になり、吉益東洞が化膿性疾患に用いたことから、伯州散は「外科倒し」という異名を持つほど有名になりました。小太郎漢方では、顆粒と固型化した伯州散を健康栄養食品として販売していましたが、1970 年代に法律の規制が厳しくなり、やむを得ず製造中止となりました。
現在、小太郎漢方の製品では、参茸大補丸錠「コタロー」に鹿茸末が配合されています。エネルギーが不足して冷えた状態を改善する鹿茸に、紅参と黄耆を配合した参耆剤で、気の不足(気虚)を補うのに使用されます。疲れた体にぜひご活用いただけたら幸いです。
(コタロー通信より)

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