寒さが感じる季節になると、気になるのが体の冷え。冬本番にはからだが芯から冷え、足が冷たくて眠れない…。
そんな症状に悩まされている人も多いのではないでしょうか?
冷えは単に不快なだけでなく、血行不良を招いて頭痛や肩こり、腰痛などを引き起こすことも。また、体温が下がると免疫力の低下にもつながるので、ただの冷えと放置せず「温活習慣」でポカポカ体質を目指しましょう。ぜひ参考にしたいのが、中医学的の冷え対策。中国では、冷えは様々な不調を招く「未病(病気になる一歩手前)」の状態とされていて、体を冷やさない習慣が根付いています。服装の工夫や暖房などで、外から保温することはもちろん、大切にしているのは「身体の中から温める」こと。日々の飲食は、冷たいものをなるべく避け、暖かいものを摂ることが基本。また、食材選びは「冷えを取り除く」「気・血を補う」「血の巡りを促す」ものを選ぶことがポイントです。
今回は温活効果期待できる4つのタイプ別お勧め食材をご紹介します。冬の鍋料理やお茶にも使いやすいので、ぜひ取り入れてみて下さい。
4つのタイプ別 温活食材
・冷えを取り除く
辛味・温性の食材で寒邪を発散させましょう。
生姜、ねぎ、ヨモギ、シナモン、山椒の実、唐辛子、温めた酒(少量)など
・気(陽気含む)を補う
甘み・温性の食材で気と陽気(体を温めるエネルギー)を補いましょう。
白米、長芋、カボチャ、ニラ、エビ、羊肉、鹿肉、ナマコ、クルミ、栗、松の実、ゴマ、杜仲茶、紅茶など
・血を補う
温性・甘味の食材で血を養いましょう。
棗、クコの実、桑の実、ぶどう、プルーン、鮭、鶏肉、卵、黒砂糖、落花生、ニンジン、黒ゴマ、赤ワイン(少量)など
・血の巡りを促す
温性・辛味の食材で血流を促しましょう。
紅花、ラッキョウ、玉ねぎ、青魚(イワシ、サバ、さんま)、そば、緑豆など

