日本の眼科の歴史は古く、南北朝時代、尾張国の明眼院(愛知県海部郡大治町)の馬嶋清眼法師が眼科医院を開いたのが始まりです。
インドの竜樹菩薩が伝えたとされる「龍木論」により手術を含む眼科の医術を習得し、
その技は江戸時代末期まで代々の僧に受け継がれ、白内障をはじめとする深刻な眼病の患者が数多く訪れました。
現在でも、これらの眼病を完全に治療する方法がないばかりでなく、
ITの普及により、かつては高齢者の病気であった眼病が、若者たちにも広がりつつあります。
今ほど健康寿命が重視される時代はありません。
目も心も体もいつまでも若く健康でいるために、
「肝血」と「腎精」を補うという中医学の知識を学び、若いころから杞菊地黄丸をはじめとする漢方薬、で腎精を蓄えて自分の人生を過ごすことが重要です。