初夏の頃、ハート形の葉に十字型の白い花を咲かせるドクダミ。
庭裏などの日陰や道路端でよく見かけますが、いくら抜いても生えてくる厄介者というイメージがあり、独特な生臭いがすることから、あまり、いい印象を持たない方が多いかもしれません。
しかしドクダミは民間薬として重宝されてきた和ハーブで、十の薬効を持つほど優秀な植物です。
現在でも、市販薬や薬草茶、化粧水、入浴剤にと幅広く用いられています。
ドクダミを入浴剤としてお風呂に用いると、あせもや湿疹、ニキビなどの予防と緩和が期待できます。摘んできた生のドクダミを使う場合は、よく洗って茎と葉を適当な大きさに刻み、布袋やお茶パックに入れて浴槽に沸かします。
匂いが苦手な方や、生のドクダミが手に入らない場合は乾燥したものがお勧めで、市販もされています。
乾燥されたドクダミは生のものとは違った優しい香りで、疲れが取れて心身をリラックスさせてくれます。(小太郎新聞より)