6月4日から10日は「歯とこちの健康習慣」です。
近年、口腔疾患が様々な全身疾患と関連していることが報告され、
口腔ケアの重要性が再認識されつつあります。
例えば日本人の8割が罹患しているとも言われている歯周病では、
歯周の炎症関連物質が歯周ポケットから血流にのり、
血糖値を下げるインスリンを効きにくくして、糖尿病の発症・進行を招きます。
また、動脈硬化を起こした心臓の血管壁から歯周病菌が見つかる人は多いと言います。
口内環境の重要性が明らかになって来たことで、入院患者や手術前後の患者などを対象に、
口腔衛生指導を行う口腔ケアセンターや口腔ケアを専門外来を備える病院も出てきました。
さらに、新型コロナウイルス感染症の発症や重症化を予防するうえでも、口腔ケアはとても有効です。
(明日、続く…)