お知らせコラム

慢性疾患の発症につながる「活性酸素」を減らす生活術(活性酸素の危険リスクをもっと身近に…)

動脈硬化は、心筋梗塞や脳梗塞など、命にかかわる病気の原因になります。
現在の日本人の死因の第一はガン、その次に心筋梗塞や脳梗塞などの心疾患、脳血管疾患です。
いずれも動脈硬化により引き起こされる病気のため、日頃から生活習慣の見直しが必要です。
動脈硬化の要因は、LDLコレステロール値が高いから、コレステロールを食事で取り過ぎているからと思っていませんか、?実はそうではないのです。

・動脈硬化を進める原因は酸化…
活性酸素がLDLコレステロールを悪玉に変えてしまうのです。
そのため、LDLコレステロール値が高い低いではなく、酸化ストレスがあるかどうかが問題になります。さらに高血圧、高血糖、喫煙などのリスクが複数重なると、動脈硬化の進行が早まります。
動脈硬化が進む過程は以下の通りです。
①血液中にLDL(悪玉)コレステロールが増加する。
②活性酸素が結びついて酸化LDLになる。
③酸化LDLが血管壁に入り込むと、白血球の一種マクロファージが入り込み、泡沫細胞を作ります。
④泡沫細胞が血管壁に次々にでき、ダムのように血液の通り道をふさぎ動脈硬化を生じます。

・活性酸素増加は病気のリスクの高まり…
活性酸素は、他の物質を酸化させる力が非常に強い酵素とのことです。
私たちが日頃から呼吸で取り入れられている酸素の約2%が活性酸素になると言われています。
活性酸素は殺菌力が強く、体内のウイルスや細菌を撃退する役目を担っていますが、活性酸素が増えてしまうと、正常な細胞や遺伝子をも攻撃してしまうのです。
(活性酸素が関与する主な疾患)動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞、ガン、糖尿病、胃潰瘍、肺炎、脳血管性認知症、アルツハイマー型認知症、アトピー性皮膚炎、関節リウマチ、白内障、未熟児網膜症など

・生活習慣で活性酸素を減らしましょう!
①アルコールを取り過ぎない・・・肝臓がアルコールを分解する際にも、活性酸素が発生しています。
②紫外線を避ける・・・夏の季節に強くなってくる紫外線。紫外線に当たると、皮膚細胞内で活性酸素が生成され、シミやしわの原因になります。
③ビタミンCやビタミンEを含む食材を取る・・・ビタミンCやビタミンEは、若返りビタミンとも言われ、細胞の酸化(老化)を防ぐ働きがあります。他にも抗酸化成分のあるポリフェノールやカテキンも良いとされています。

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