お知らせコラム

食は生命なり…元気になる食養生のススメ(中医学講師 劉桂平先生の言葉…)②

元気になるために、毎日の習慣にしてほしい9つのこと
実践1:自分の体と自然を愛する気持ちで、煮物などの和食を中心に「腹八分目」で、よく噛んで食べる(一口30回を目安に噛む)。パンよりご飯食が好ましい。和食とは、コメ、小麦、大豆などの穀類、野菜、海藻などを中心とするものを指します。消化吸収しやすい食事は脾胃の気を助けます。
実践2:季節の野菜、特に青い葉っぱなど、火を通じてたっぷり食べる。例小松菜、白菜、キャベツ、チンゲン菜など。消化吸収の促進と体の毒消し
実践3:いろいろな種類の食材をバランス良く摂ることが大切。脾胃の気を助ける
実践4:適度に汗をかく。老廃物を排出し、新陳代謝をよくし、体の自然治癒力が高まる
実践5:適度に運動をする(ウオーキングなど)。ストレス解消、脾胃の消化吸収をよくし、からだ全体を強める。
実践6:朝日や木漏れ日など、やさしい日光を適度に浴びる。骨が丈夫になり、気血の流れが良くなる。
実践7:生活リズムを守る。特に睡眠(22時までに就寝が好ましい)や食事のリズムなど。自律神経のバランスが良くなり、自然治癒力が高まる。
実践8:水や緑茶、紅茶を飲む。消化吸収をよくし、体の毒消し作用もある
実践9:季節の果物を適量摂る。体の毒消し
食事の比率=穀類4~5割:野菜4割:動物性の食品1~2割
穀類:米、小麦、大豆、粟(あわ)、稗(ひえ)、黍(きび)など。野菜=主に葉物を中心とした季節のもの。動物性の食品=肉、魚介類、卵、牛乳、乳製品など
上記のことをできる範囲で積極的に実行すると、脾胃の消化吸収が高まります。自然治癒力も強まり、漢方に対する吸収率が高まりますので、治療効果が一層向上し、からだ全体が良くなります。
中医学では飲食物から生命力をつける役目の脾胃を「後天の本(こうてんのもと)」と呼びます。後天の本とは、脾胃(消化器系全般)の働きを強調する意味で、脾胃が飲食物を消化吸収して、その栄養物質を全身へ運び、人間のすべてのエネルギー源となり、体の健康維持に最も重要な役割を果たしていることを指します。つまり、脾胃の働きが健康に与える影響は相当大きいのです。

まとめ
植物食を中心にすれば、胃腸の負担が軽くなる。
胃腸の負担が軽くなれば、胃腸が強くなる。
胃腸が強くなれば、血液がきれいになる。
血液がきれいになれば内臓が強くなる。
内臓が強くなれば元気になる。
元気なれば、免疫力が高まる。
免疫力が高まれば、病気になりにくくなる。

 

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