お知らせコラム

知っていますか? 粘液と免疫の関係

近頃よく耳にするワード「免疫」・・・
私たちの体には、ウイルスや細菌などの脅威から体を守ってくれる「粘膜免疫」という機能が備わっています。

・粘膜免疫とは?
ウイルスや細菌などの異物が体内に侵入する主な経路は、鼻、のど、腸などの粘膜からと言われています。粘膜は粘液を分泌することで異物から身体を守っています。この”粘膜免疫”のはたらきにより、人体はさまざまな感染症やアレルギー反応を防いでいるのです。具体的には、粘膜に侵入してきたホコリ、細菌、ウイルスなどを粘液がチャッチ。線毛細胞の線毛が絶えず動いて、体の外へ排出する。といったメカニズムです。

・中医学で考える粘膜免疫
粘膜免疫の働きを中医学で考えると、“気”と“陰”が大きく関係しています。
“気”とは心身を動かすためのエネルギーのようなもので、“陰” とは体に必要な血液や水分を表しています。
“気”は線毛を動かすため、“陰”は粘液の分泌や皮膚粘膜の潤いを保つために必要不可欠なものです。

気陰が足りていないかも・・・?
あなたの体質をチェックしましょう。
下記に当てはまる項目すべてにチェックを入れて下さいね。

気虚体質(エネルギーが不足ぎみ)
□やる気が出ない
□疲れがなかなか取れない
□風邪をひきやすい
□動くとすぐに汗をかく
□声に力がなく、細い
□息切れしやすい
□胃がもたれる
□食欲があまりない
□動悸がある
□頭がボーとする

陰虚体質(体の潤いが不足ぎみ)
□寝汗をかきやすい
□眠り浅い
□口やのどがよく乾く
□唇や目が乾燥しやすい
□から咳が出る
□尿の量が少なく黄色い
□便秘気味である
□のぼせる
□髪の毛にツヤがない
□手足がほてる

上下どちらもチェックがある方はエネルギーと潤い不足の「気陰両虚体質」かもしれませんね。

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