コラム

瘀血について

漢方でよく言われる瘀血(おけつ)

瘀血それ自体が病気ということはありませんが、心身の様々な不調や病気の要因となります。
反対に瘀血を改善すれば安らぐ不調も多いので、積極的なケアで瘀血の改善を目指すことが必要です。

瘀血とは、血の巡りが悪くなった状態のこと。
血は体内を巡って全身に栄養や潤いを運び、老廃物を回収することで身体の機能を健やかに保っているとのことです。
そのため、瘀血になると身体に十分な栄養が巡らず、老廃物も溜まりがちになり、様々な不調や病気を招いてしまいます。いわゆる「未病」の状態です。

瘀血は様々な不調や病気を引き起こします。肩こりや頭痛といった身近な症状から、狭心症、脳梗塞といった循環器疾患まで…

症状の特徴は
・痛み
・しこり
・黒ずみ(シミ)などです。

瘀血対策の基本はドロドロ血を改善し、滞った血の巡りをスムーズにすること。
まずは食生活を見直し、血流を良くする食材を積極的に取るように心がけること。
反対に脂っこい料理、甘いもの、アルコールなどは控えめに。

また、適度な運動、ストレッチやウオーキングなどで身体を動かし、血流を促すことを心掛けましょう。瘀血は様々な不調や病気をもたらす「万病のもと」とも言われています。積極的な改善が病気の予防にもなるので早めから対処を心掛けることが大事ですね。

チャイナビュー267号参照

 

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