酸棗仁湯顆粒(さんそうにんとうかりゅう)
効能効果:体力中程度以下で、心身が疲れ、精神不安、
不眠などがあるものの次の諸症:不眠症、神経症
漢代の医学書「金匱要略」の酸棗仁湯の分量について基づいて処方。
酸棗仁の配合が多く、一日当たり24g(配合量の約78%)使用しています。
脳の疲れを緩和し、脳の働きを元気にし、精神を安定させます。
心身のリズムを整え、睡眠の質を高め、イライラして眠れないを解消します。
中医学でいう「心」は西洋医学と同じ血液のポンプとしての役割に加えて、
思考・精神作用の中枢とされている。「心は神(精神)の宿るところ」とみなされています。
精神活動を安定させる(安神という)ためには、心を養う栄養物である血や陰(体液)、気(陽)などが充実していかなければなりません。これが不足すると、不眠が起きます。
何らかの原因で心の「血」が消耗すると、血色が悪い、動悸がするのほかに、寝つきが悪い、
夜中に目が覚めて眠れないなどの症状が現れるこのような場合に使用します。
(まんが中国の漢方薬参照)