お知らせコラム

日焼けは肌だけじゃない! 目からの紫外線吸収にも注意です。

8月に入りサンサンと降り注ぐ太陽にそして青い海…
夏本番ですね。
今年の夏はコロナ対策の規制も緩まって、
国内、海外を問わず旅行を計画されている方も多いのではないでしょうか?
そんな楽しみな夏ですが、気象庁の調べによると、国内の紫外線量は、
1990年の観測開始以降、年々増加しているそうです。
その紫外線が最も強くなるこの時期、やはり気を付けたいのが「日焼け」です。
かつては、日焼けした小麦色の肌は健康的で、人気があった時代もありますが、
今や4人に3人以上、男性7割弱、女性では9割超が“焼かない”派という時代とのことです。
理由は男女ともに、
「しわ・シミなどの肌トラブルの原因となるから」が1位となっています。
確かに、今ご年配の方からの
「若かったころの日焼けのせいで、今はシミだらけだ!」などといったのを多く聞かれます。
今では女性はもとより、男性も若い頃から日焼けをしないよう、スキンケアを行っている方も多いです。でも実は、「日焼け」は肌だけではありません。
紫外線は目からも吸収されます。
目からの紫外線吸収で肌が焼ける…
目から入った紫外線で肌も焼けるのですか?
驚いたかもしれませんが、実は目に強い紫外線が入ると、それを察知した脳が防反応として、体内にメラニン色素を作るように命令を出すとのことです。
ご存知の方も多いと思いますが、メラニン色素とは人の肌や髪の毛、瞳などの色を構成している色素で、日焼けして肌が黒くなるのも、シミやそばかすができるのも、このメラニン色素が原因。
実際にマウスを使った研究では、耳に紫外線を当てたマウスは耳のメラニン色素が増加しましたが、目に紫外線を当てたマウスは全身のメラニン色素が増加したという結果が出ています。
今後も紫外線量の増加が予想される中、ますます目の日焼け対策が重要になってきます。
目の日焼け対策が出来ていないと、白内障や加齢性黄斑変性症などの目のトラブルにつながります。目から吸収した紫外線でも肌が焼けることもですが、目への直接の影響もあります。
肌は長年紫外線を浴びると「光老化」と呼ばれる肌の老化を引き起こしますが、目も同様、目の老化やダメージにつながるのです。長期にわたって紫外線が蓄積されると、白内障や加齢性黄斑変性症といった目の病気にもつながっていきます。
紫外線が原因でこる5つの目の病気…
①白内障
目の水晶体が白く濁る病気です。
白内障の約20%は紫外線が原因であるとする報告もあります。
②加齢性黄斑変性症
目の奥にある黄斑(うはん)が炎症を起こし、変性する病気です。
紫外線やタバコによってその進行が早まることが分かっています。
加齢性黄斑変性症の予防や進行を遅らせるには、
ルテインを含む抗酸化サプリメントの摂取が推奨されています。
③角膜炎(雪目)
スキーや海水浴で強い紫外線を浴びると角膜に炎症が起き、
目の充血、痛み、異物感、涙が止まらないなどの症状が出ます。
多くの場合、数日で治癒します。
④翼状片(よくじょうへん)
白目の組織が増殖し、黒目の部分に進入してくる病気で、
光の通り道を邪魔してしまうため、目が見えにくくなります。
紫外線が影響していると考えられています。
⑤瞼裂斑(けんれつはん)
本来、目の表面は滑らかな状態ですが、
紫外線の影響で白目の一部がシミのように黄色く濁り、盛り上がる症状です。
このように、紫外線は肌のトラブルだけでなく、目のトラブルの原因にもなっているのです。
目の病気を予防し、目の健康を保つには、目の日焼け対策が必須です。
目を日焼けから守る方法馴染みのある方法からあまり知られていない対策まで、
目を日焼けから守る方法をいくつか紹介していきます。
・サングラス
目の日焼け対策で、真っ先に思いつくのがサングラスではないでしょうか…
ただ、どんなサングラスでも良いというわけではなく、
しっかりと紫外線を防ぐものを選ぶのが重要です。
紫外線は波長の長さにより
UV-A(400〜315nm)・UV-B(315〜280nm)・UV-C(280nm以下)の3種類に分類されます。「UV400」と記載のあるサングラスであれば、波長が400nmまでの紫外線をカットすることできます。
つまり、「UV400」であれば、紫外線カット率は99%期待できるということです。
「紫外線透過率」の表示にいては、数値が低いほど紫外線カット率が高くなります。0.1%以下であれば、紫外線カット率は99.9%以上になります。
「紫外線透過率」1%未満のものか、「UV400」(UV-A・B・C全てをカット)の表記があるものを選ぶと良いでしょう。また、紫外線は顔の横や後ろ、上からも入ってきますので、フレームが大きく、目の横側までカバーできるタイプがすすめです。
・日傘・帽子UVカット素材を使用したつばの広い帽子や日傘がすすめです。
日傘の色は、白よりも黒っぽい色の方が紫外線カット効果が高くなります。
また、日傘や帽子は目だけではなく、日焼け止めクリームの塗れない髪の毛や頭皮を紫外線から守る意味でも必須アイテムと言えるでしょう。
ルテインはもともと目の水晶体や黄斑部に多く存在している、強い抗酸化作用をもつカルテノイド(天然色素)です。紫外線の蓄積や加齢にともない、その量は減っていき、加齢性黄斑変性症などの目の病気につながっていきます。ルテインはほうれん草やケールなどの緑黄色野菜に多く含まれていますので、積極的に摂りたいものです。
しかし、食品から毎日十分な量を摂取するのは大変ですので、サプリメントを利用するのも1つの手です。ルテインの効果を最大限にするには、ルテインだけではなく、ゼアキサンチン、ビルベリーも配合したサプリを選ぶのがお勧めです。
(ビューティーアンドヘルスリサーチ社)
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