中医学では目が「肝」の開竅するところ。
視力は肝に貯蔵される血と腎に蓄えられている腎精(生命のエネルギー)が関わるため、目の疲れ・かすみなどが肝腎から整えることが多いです。
「肝」に蓄えられた肝血は経絡を通して目の視覚に必須な栄養素を与え、涙となって目を潤し保護します。
肝血が不足すると
眼精疲労、視力低下、かすみ目、ドライアイなどが起こります。
デジタル画像を長時間見ることで肝血中の栄養素を過剰に消耗し、
さらに、睡眠不足や疲労も肝血を消耗します。
特に月経、および妊娠、授乳中の女性は生理的に血液の消費が多く、
血が足りなくなるため、目の疲れ、かすみが出やすくなります。
・老化は「腎」の衰え…
「腎」に貯蔵する腎精は発育・成長・生殖を促進し、老化の進行に影響します。
腎の不足は物忘れ、耳が遠くなる、足腰がだるい、疲れやすい、トイレが近いなどの老化現象が起こり、老眼、加齢性白内障、目の諸症状の原因となる加齢と密接に関係します。
中医学では、肝と腎両方が弱まる肝腎不足の場合、体内から精血陰液を補い、肝腎の強化を通じて、目のケアを施します。
こんな症状ありませんか?
・パソコン、スマホを長時間使う
・目がかすむ、ぼんやり見える
・目が疲れて痛い
・視力が落ちてメガネがすぐ合わなくなる
・目が充血しやすい
・夕方になるとスマホが見にくい
杞菊地黄丸(こぎくじおうがん)・・・肝血と腎精を養い、精血生成の脾を助け、疲れ目、視力減退に向けた目のケア用漢方薬です。
中国では「飲む目の薬」として有名ですが、目の症状だけでなく、肝腎不足が関連する諸症状のケアと予防にも役立ち、トラブルに悩んでいる現代人の老弱男女が使いやすい漢方薬です。
・現代人は目を長時間使う傾向にあります。
仕事をする人の9割以上はパソコンを使用
仕事をする人の7割は、眼精疲労、目の奥が痛い、肩こり、頭痛を訴えます
10代から60代の一日当たりのテレビ、スマホ、PCの平均利用時間は約7.5時間
テレワークの実践者の7割以上が目の疲れを実感
オンライン講義を受ける小中学生が増え、6割が目の疲れ、視力が下がったなどの報告があった
こんな方に杞菊地黄丸はおすすめです。