お知らせコラム

中医学の知恵で秋の「燥」と「躁」に対応しましょう

秋分の日が過ぎ、次第に秋が深まっていきます。日が暮れるのが早くなり、朝晩の冷え込みが急速に進むでしょう。この時期に、よく感じられるのは秋の「燥」と「躁」です。
燥の意味は、かわく・かわかす、「乾燥」「枯燥」です。
対義語は湿・潤です。

なぜ、秋になると乾燥するのでしょうか?
それは、夏の間に日本列島を覆っていた高温多湿の太平洋高気圧の勢力が弱まり、大陸から移動性高気圧が訪れるからです。
この移動性高気圧は、温暖で乾いた空気から構成されているため、空気が乾燥しがちになります。

秋に現れる乾燥は中医学理論の中の燥邪(外燥)に当てはまります。

五臓六腑の中で最も「燥」を嫌うのが肺で、燥邪によって起こされる体の不調といえば、空咳、肌の乾燥(肺の五体は皮毛である)、便秘(肺と大腸の表裏関係によるもの)などがあります。

これらを解決するには、潤すことがもっとも大事で、空咳や口の渇きにイスクラ八仙丸、肌の乾燥と肌荒れに艶麗丹(哈士蟆油配合食品)、陰血不足、便秘対策に婦宝当帰膠がおすすめです。

<陰虚体質の秋の注意点>
「躁」の意味は
①さわぐ。さわがしく落ち着かない。
②あわただしい。うごく。動き回る。
③あらあらしい。いらだつ。
「躁鬱 (そううつ) /狂躁・軽躁・焦躁」です。
気分的な「躁」の代替字として「燥」もよく使われます。

秋季は日が短くなり、日照時間が短くなるため、脳内の神経伝達物質のひとつである「セロトニン」の分泌が不足になりがちなので、うつ状態に落ち込みやすい人は多いのですが、素体陰虚、あるいは陰虚火旺タイプの人は、気候の乾燥によって陰虚が激しくなるため、「躁」を感じやすい可能性もあります。

素体陰虚、陰虚火旺の秋の「躁」は、補陰清熱の効能効果をもつ亀鹿仙(加減亀鹿二仙膏)で対応してもいいでしょう。

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