Webニュースなどで、
ニュースでは、9月に入り中国の内モンゴル自治区で雷雨後、
約800人以上が「ぜんそく」の症状を訴え病院に殺到し、
同様の事態が北京などでも発生したと報道されました。
中国当局はこれを、雷雨の後の花粉濃度が高くなることによって
引き起こされた「雷雨ぜんそく」が関連していると
発表したそうです。
また、専門家のコメントが紹介され、それによると、
過去には死者も出ており、2016年11月に、オーストラリアで
約1万3千人が「雷雨ぜんそく」を集団発症し、
10人が命を落としているとのこと。
台風や雷雨が発生すると、上昇気流などにより花粉が
雲の中に吸い込まれ、雲に含まれる水分や雷の電子などにより、
花粉が膨張し破裂。これによって粒子が細かくなり、
気道の奥の肺まで侵入し、「ぜんそく」を誘発します。
一般的にぜんそくは、呼吸の通り道が狭くなり、
呼吸がしづらくなる病気で、通常のぜんそくはダニや
ハウスダスト、ウイルス感染などが原因で、
雷雨ぜんそくは微細な花粉が原因となります。
引き金となる原因が違うだけで、症状に見分けがつくほどの
差はありません。
今、注意が必要な秋の花粉として、キク科の「ブタクサ」、
「ヨモギ」、イネ科の「チモシー(オオアワガエリ)」、
「オーチャードグラス(カモガヤ)」があげられますが、
通常の「稲」なども花粉があるので注意が必要ということです。
例年、秋にはぜんそくやアレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎の
再発などが多くみられます。
この疾患で共通する発症メカニズムは I 型アレルギー反応です。
秋の花粉、ブタクサなどのアレルゲンをうけると数時間後に
症状が発生します。IgE抗体に関与する即時型アレルギーとも
言います。
IgEはTh2が産生するIL-4、IL-
分化することで産生され、皮膚・粘膜に存在するマスト細胞などに
結合し、マスト細胞が活性化してヒスタミンなど炎症性の
化学物質が過剰に放出されます。
血管透過性亢進や血管拡張、腫れ、
かゆみやくしゃみ、鼻水などの症状が現れます。
今年は特に暑い日が続き、同時に台風や雷雨の影響もあり、
中医学でいう「衛気」を消耗しすぎ、
体や肌・粘膜が弱くなり、外邪が侵入しやすい状態に
なっています。
「未病先防」の観点から、衛益顆粒、麦味参顆粒、加減亀鹿二仙膏など
が用いられます。
アトピー性皮膚炎の方々は、さらに腠理力(バリア力・保湿力・解毒力)をアップする中医美容コスメの瑞花露シリーズを用いた毎日の全身スキンケアをお勧めです。