味噌に含まれる栄養素は健康効果抜群!
味噌の原料である大豆は「畑の肉」といわれ、良質の植物性タンパク質を始め、脂質、炭水化物、ビタミン、食物繊維などから成り立っています。大豆を発酵させて作られる味噌は、大豆が本来持っていた栄養素に、さらにアミノ酸、ビタミン類、塩分、ミネラル、カリウムなどが多量に生成され、健康効果の優れたものへと変化しています。秋は、新米やきのこ類、いも類がおいしい季節です。これらの秋の食材と風味豊かなみそを使って、秋ならではの美味しい食事を作りましょう。
(参照:健達ネット→味噌には栄養がたくさん含まれている?知られざる健康効果を解説!)
腸内環境を整え、美肌や抗老化効果も
味噌には「植物性乳酸菌」が含まれており、ヨーグルトなどの動物性乳酸菌に対して、植物性乳酸菌は生きたまま腸まで届く確率が高いといわれています。そのため、腸内の善玉菌を増やし、腸内環境を整える効果が期待されます。また、味噌汁には「食物繊維」が含まれており、便の排出を促すため、便秘を改善します。また、味噌に含まれる「遊離リノール酸」は、肌にシミ・そばかすを発生させるメラニンの合成を防ぐ効果があります。抗酸化作用のある成分「ビタミンE」と「大豆サポニン」「大豆イソフラボン」も含まれており、美肌やアンチエイジング効果もも期待されます。味噌は種類を問わず、どれも栄養価が高い食品ですが、発酵させる熟成期間が長い赤味噌の方が、白味噌より全体的に栄養価が高いといえます。
「みそ健康づくり委員会」のサイト、みそで秋ご飯では、「さといもご飯(みそ風味)」「ゆばとる丼のみそ汁かけ」「さけ缶とまいたけの炊き込みご飯」など、秋の食材を使った美味しいレシピが多数紹介されています。
笹で味噌をおいしく!笹と味噌天神
熊本県熊本市にある日本唯一のお味噌の神社「味噌天神」には、面白い伝説があります。味噌天神は奈良朝時代に建立され、その後、国分寺が周辺に設けられ、大勢の僧侶のために味噌蔵が建てられました。ある年、味噌の出来が非常に悪く、困り果てた僧侶は八方手を尽くしたものの、サッパリ効果があらわれず、思い悩む日々を過ごしていました。しかしある夜、一心不乱に手を合わせていると、「神社に詣でて境内にある笹を味噌仕込み桶に立てれば、おいしい味噌になる」との神のお告げがありました。お告げどおり笹を立てた桶の味噌はたちまち美味しくなったと伝えられています。