血液検査ではわからない・・・超悪玉コレステロール(中性脂肪が悪玉コレステロールを小型にして超悪玉に!)ササヘルス
コレステロールは本来、細胞膜やホルモンなどの材料となる体にとって必要なものですが、血中で増えすぎると、動脈硬化を起こして心筋梗塞や脳梗塞の原因になります。肝臓で作られたコレステロールを全身に運ぶ「LDLコレステロール(悪玉)」と、血液中の余分なコレステロールを回収して肝臓に戻す「HDLコレステロール(善玉)」があることは良く知られていますが、悪玉の中でも最近特に注目されているのが、「超悪玉コレステロール(small dense LDLコレステロール)」と呼ばれるものです。(参照:NHK「コレステロール」のトリセツ)中性脂肪が多いと、悪玉が超悪玉に変化しやすい
「超悪玉コレステロール」とは、小型の悪玉(LDL)コレステロールのことです。普通の悪玉よりサイズが小さいので血管の壁に入り込みやすく、血中での滞在時間も長いことが知られています。この超悪玉が多ければ多いほど、心臓病になるリスクが高くなり、超悪玉が少ない人に比べて3倍高いことが報告されています。現在、通常の健康診断(血液検査)では超悪玉コレステロールの数値はわかりませんが、中性脂肪の値を見れば、超悪玉が多いのか少ないのか、おおまかに把握することができます。中性脂肪が悪玉コレステロールを小型化する仕組み
①中性脂肪と悪玉コレステロールが血中で接触すると、両者が持っているコレステロールと中性脂肪の一部を交換するという性質がある。
②脂肪の一部を持った状態の悪玉コレステロールは、血中から肝臓に運ばれる。そこで中性脂肪だけが分解され、残りのコレステロールを持った“小さなコレステロール” =超悪玉コレステロールが出来上がります。
③肝臓から再び皿中に運ばれてきた悪玉コレステロールは、サイスが小さいため容易に血管の壁に入り込むことができるようになり、動脈硬化を起こし、心筋梗塞や脳梗塞の原因となる。
・中性脂肪(トリグリセライド)の基準値(参照:厚労省e-ヘルスネット)
150mg/dL以上(空腹時採血)
175mg/dL以上(随時採血)
高トリグリセライド血症
なお、コレルテロールは高血糖や高血圧などでも小型化するおそれがあるため、中性脂肪の他、血糖、血圧の数値も同時にチェックすることが重要です。
中性脂肪を減らす効果があるアマニ油
中性脂肪を落とすのにまず大事なのは「食事制限」と「適度な運動」です。しかし長続きせずに諦めてしまう人も多いかと思います。そこでもうひとつオススメなのが、アマニ油です。アマニ油は、体内に摂取すると脂肪細胞の燃焼効率を上昇させる働きのあるオメガ3系の不飽和脂肪酸を多く含んでいます。
このアマニ油を12週間とり続けたところ、超悪玉コレステロールが28.9%減少したという研究もあります。また、オメガ3は青魚やエゴマ油などにも含まれています。
昭和大学医学部小口勝司教授の実験により、ササヘルスを飲ませたラットは有意に高トリグリセライド(中性脂肪)血症を抑制することがわかりました。また、国立栄養研究所 辻啓介氏らの研究で、葉緑素は悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールを増やすことが確認されています。
血液検査ではわからない・・・超悪玉コレステロール(中性脂肪が悪玉コレステロールを小型にして超悪玉に!)ササヘルス