コリコリの食感がおいしく「きくらげ」。中華料理でおなじみのこの食材は、クラゲのような歯ごたえと、木に生えた耳のような姿から「木耳=きくらげ」という名がつきました。その主な種類には「白きくらげ」と「黒きくらげ」がありますが、栽培の難しい白きくらげは、希少価値の高い高級食材に。一方、黒きくらげは収穫量も豊富で、とても身近な食材。日々の食卓にも欠かせない存在で、長期保存できる乾燥きくらげは中国ではどの家庭でも常備されているそうです。
とはいえ、ほぼ味を感じることのない黒きくらげが、なぜこんなに好まれているの?と不思議に思うところもあります。もちろん、コリっとした独特の歯ごたえは絶妙なのですが、古来珍重されてきたわけは、黒きくらげが「不老長寿の妙薬」と言われるほど栄養豊富だからとのこと。
中医学では、主に、「血」に作用する食材とされていて、貧血や月経トラブルの改善、アンチエイジングなど、女性を元気にしてくれる効能がたくさんあります。また、ビタミンB群やビタミンE、食物繊維などを含み、高血圧や動脈硬化の予防、コレステロール値の上昇抑制、免疫力のアップ、美肌作用などの効果も期待されています。
「黒きくらげ主な効能」
味・・・甘味 性質・・・平性
補血・・・血虚・瘀血による貧血、月経不順、月経痛、妊活などに
止血・・・月経過多、胃腸の出血、血尿、痔の出血などに
その他・・・血液をサラサラにする、高血圧、動脈硬化症、便秘の予防、疲労回復、老化予防、免疫力アップに
味に主張がない分、炒め物からデザートまで幅広く楽しめる黒きくらげ。夏から秋にかけては生のきくらげも出回るので、いつもの料理に気軽にプラスして、ぜひコリコリの食感を楽しんでみてください。
【おススメデザート】
水でもどした「黒きくらげ(15g程度)」と「大棗(10~15個)」、「黒砂糖(お好みで)」を鍋に入れ、食材がかぶる程度の水を加えて煮詰めれば出来上がり。血を養い、サラサラ血液にしてくれる女性にうれしいデザートです。
女性にうれしい森の恵み・・・中国的生活125
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