コラム

風邪対策には・・・

衛益顆粒(えいえきかりゅう)
特徴:皮膚や粘膜を強化する黄耆を中心に、白朮、防風を組み合わせ、衛気虚による諸症状を改善する漢方薬。
身体を害する外的要因には、ウイルスや細菌、花粉、ほこり、化学物質など様々なものがあります。中医学ではこれらを「邪気」とよび、体内に侵入させないようにして病気を予防することを重視しています。そのために大事なのが「衛気」の働きです。
衛気とは、皮膚や鼻、気管支などの粘膜細胞を強化して免疫力を整え、外的刺激から体を守ること。いわば体表にバリアを張り巡らせて、邪気の侵入を阻止し、病気になる前に防ぐことです。
現代人は不規則な生活や食生活の乱れ、運動不足、生活環境などにより、皮膚や粘膜の免疫力は低下しています。衛気が不足している状態を衛気虚と言い、外的刺激の影響を受けやすくなります。具体的には、風邪をひきやすい、疲れやすい、呼吸器の以上、多感、季節の変わり目や気温変化に体調を崩しやすいなどの症状が現れます。
その関係から、免疫機能を回復させる切り札として中国でも広く使用された衛益顆粒が日本でも発売されたとのことです。

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