お知らせコラム

アウトドアにお供の神仙太乙膏(しんせんたいつこう)

近年のブームに加え、三密を避けて楽しめるレジャーとして、アウトドアの人気が高まっています。気候が穏やかで過ごしやすいこれからの季節、アウトドアを予定されているという方も多いのではないでしょうか?
アウトドアのお供に加えていただくと大変便利な漢方軟膏(神仙太乙膏)についてご紹介させていただきます。
100%生薬由来成分の漢方軟膏:神仙太乙膏原典和剤局方(巻八)瘡腫傷折
「八発癰疽(全身の化膿性腫瘍)、一切の悪瘡軟癤(悪性の腫れ物や毛嚢炎)を治す。年月の深遠を問わず、已に膿を成すにも、未だ膿を成さざるにも、これを貼れば即ち効あり。蛇・虎・さそり・犬・湯火・刀斧に傷付けられるに、内服と外貼すべし。」
⇒体表部にできる腫れ物、できもの、虫さされ、咬傷、やけど、褥瘡、切り傷、打撲傷などに使用できる⇒腫れ物の場所を気にせず、発症からの期間や化膿の有無に関わらず使用できる処方構成の特徴

〇配合生薬について
当帰・芍薬・地黄(補血活血)⇒皮膚乾燥改善・創傷治癒
玄参・大黄(清熱解毒)⇒炎症・発赤・痒みの改善
白芷・桂皮(発表鎮痛・袪湿)⇒痒み・浸出液の改善
蜜蠟・ゴマ油(潤肌・保護)⇒皮膚乾燥改善・創傷治癒補助
〇特徴:清熱と保湿の両方の働きを持ち、肉芽形成作用も期待できる漢方軟膏のオールラウンドプレーヤーです。
〇適応病証(東洋医学)
風湿熱・血熱による皮膚症状
(患部が湿潤したものでも、乾燥したものでも使用できる)

〇使い方
・虫さされ:患部を清潔にし、すりこまずに患部に直接塗るか、ガーゼや絆創膏などにのばして貼る
・切り傷:患部を充分に洗浄し、ガーゼや絆創膏などにのばして貼る
・やけど:まずは患部を流水で充分に冷やす(30 分程度)、患部に厚めに塗る(のせる)か、ガーゼに厚めに伸ばして貼る
ポイント:決してすりこんではいけない。
基本的には、局所に軽く塗布するか、ガーゼに伸ばして貼布。
症状により、厚さを加減する
上記の使い方は、アウトドアでよく起こりうるトラブルへの対処法を中心にまとめました。
一剤で何役にもなり、大変重宝していただけます。さらに夏本番になれば、生脈散(麦味参顆粒)、五行草茶、勝湿顆粒、五涼華(五味消毒飲)もアウトドアのお供に加えていただきますと安心して楽しんでいただけるものと思います。(コタロー通信No443参考)

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