お知らせコラム

座骨神経痛 薬物治療や手術で対応

座骨神経は腰から太ももの後ろを通って足先まで伸びています。
脳や脊髄のような中枢神経から広がる末梢神経のひとつ。これが通っているお尻から足にかけて痛みやしびれを感じ、腰を曲げると足の痛み強くなります。こうした症状を座骨神経痛と呼びます。原因は9割以上が腰での神経障害。若いうちは腰椎椎間板ヘルニア、60代以降は腰部脊柱管狭窄症が多くなります。
治療には非ステロイド性抗炎症薬やプレガバリンなどの鎮痛薬が使用されます。神経の根元に薬を注射するブロック療法、赤外線などで腰を温める温熱療法もあります。こうした治療をしても改善が見られない場合、手術が選択肢に入ります。座骨神経痛を防ぐには正しい姿勢を心がけ、体重の増加に注意します。腹痛・背筋などの筋力をつけるのも脊椎の負担軽減につながります。(日経新聞3/12)
漢方で痛みやしびれの改善と予防…
老化からくる足腰の弱りや慢性的な痛み、しびれには「腎」を補う漢方薬を使用します。また「瘀血(血流の流れの悪さや血管の劣化)」や「痰飲(水分代謝異常により水がたまる)」が関係している場合は、活血薬や化痰利湿薬を用いるなど、今の体の状態に合わせて根本的な対策を取り、痛みやしびれの改善や予防に努めていきます。

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