お知らせコラム

スムーズ血流で…夏の健康を守る

血行不良は寒い冬に起こりやすいイメージがありますが、
夏にも多量の汗などが原因で血行が悪くなることがあります。
血行不良は様々な不調の要因となり、脳や心臓の病気を招く心配も…
暑い夏を元気に乗り切るためにも、日々の養生でスムーズ血流を保つことが重要です。

夏は汗かき過ぎでドロドロ血に…
脳梗塞や心筋梗塞と言った血流に係る病気は、寒い冬に多いと思われがちですが、
ところが実際は暑い時期にも多く見られ、特に脳梗塞は夏に発生しやすいことがわかっています。
その主な要因は、暑さによる汗と熱
たくさん汗をかくと体内の「津液(水分)」が不足し血液が濃縮してドロドロ血の状態に。
また、身体の熱を放出しようと血管が拡張し、血流が緩慢になることもあります。
こうした「ドロドロ血がゆっくり流れる状態」が血栓を招き、脳梗塞や心筋梗塞などの血管疾患を起こしやすくなるのです。
また、脳の血流の悪化は「熱中症」の要因にもなるので注意が必要です。
一方中医学では汗をかくと津液と一緒に体内の「気(エネルギー)」も消耗すると考えます。
気は血と一緒に体内を巡り、血を押し流すエネルギー源。
そのため、たくさん汗をかくとドロドロ血に加えて血流を促すエネルギーも不足し、
血行不良を起こしやすくなるのです。
このほか、暑さによる体内の熱、夏の冷え、慢性的な「瘀血」なども、夏の血行不良を招く要因となります。また汗は心の液とも言われ、多量の発汗は「心」のダメージに。ドロドロ血が心の負担となり、動悸や息切れ、心筋梗塞といった心疾患を招きやすくなるため、
中医学では「夏は心を大切にする時期」とされています。(チャイナビューNo284)

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