激しい暑さが続く夏本番。
高温多湿の気候に食欲も落ちてしまいがちですが、
夏バテしないためにも日々の食事はきちんととることが大切です。
夏の食養生の基本は、
まず汗とともに消耗しがちな「津液(水分)」と「気(エネルギー)」を養うこと。
体に潤いを生むレモン、梅干し、トマト、胃腸を元気に指摘を養う山芋、大豆製品、小麦、肉類など積極的に取りましょう。
また、体の熱を冷ます苦瓜、ナス、キュウリ、食欲がないときは大葉、ミョウガ、生姜などの香味野菜も上手に取り入れて。
おやつには、夏バテや潤い不足の予防に役立つスイカやメロン、木の実類もおすすめです。
日々の飲食で気を付けたいのはできるだけ「冷たいものを控える」こと。
夏はつい冷たいものを口にしたくなりますが、冷えは胃腸の大敵です。
食欲不振やお腹の不調で夏バテもしやすくなってしまうので、
夏でも常温または温かいものを心がけましょう。
ちなみに中国では「冷たいものは体の負担」とだれもが知っていて、
夏でも常温や温かい水やお茶を飲むのだそうです。
日本ではビールは冷やして飲みますが中国では常温で飲んでいるそうです。
日々の暮らしに根付いた食養生の知恵で、夏の暑さを上手に乗り切っているのですね。