世界糖尿病デーとは、世界に拡がる糖尿病の脅威に対応するためWHO(世界保健機関)とIDF(国際糖尿病連合)によって定められた国際デーです。
11月14日は、インスリンを発見したバンティング博士の誕生日で糖尿病治療の画期的な発見に敬意を示し、国連および世界各地で糖尿病の予防、治療、療養を喚起するための啓発運動が行われます。
厚生労働省の統計では現在、糖尿病有病者数・糖尿病予備軍数はいずれも約1000万人いると推計されています。この数は、総人口の約15%を超えます。糖尿病は、血糖値が高くなりすぎる病気で、糖尿病が悪化すると眼や腎臓、神経など身体の様々な場所に影響を及ぼします。糖尿病を予防するには生活習慣の改善が何より大切です。
糖尿病の予防・治療で最も大切なのが食事療法です。
エネルギーの元となる三大栄養素(炭水化物・たんぱく質・脂質)をバランス良く摂ることが必要です。それ以外にも、ゆっくりよく噛んで食べる、1日3食食べる、腹八分目にする、夜遅くや寝る前には食べないことも効果的です。
食事療法に運動療法を組み合わせることで減量だけではなく、食後の高血糖を抑えたりインスリンの働きを良くすることにつながります。
今回紹介した内容を日常生活に取り入れ、糖尿病予防を行いましょう(厚生労働省)