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季節のお風呂13 年の始めはダイダイ風呂で縁起担ぎ

お正月のしめ飾りや鏡餅に飾るダイダイはミカン科の植物。果実は成熱しても落下しにくく、数年分、何代もの果実が枝の上に実をつけることから「代代」の名がつけられ、代々家系の子孫繁栄を願う縁起物として用いられるようになりました。
とても爽やかな香りをもつ柑橘ですが、酸味と苦味が強いので生食には適していません。果実はジュースやジャム、調味料などに加工されるほか、漢方薬や民間薬などの原料としても用いられています。
また、香りのよさから浴用としても使われます。果実を丸ごと、あるいは果皮を乾燥させて細かく刻み、布袋に詰めたものを浴槽に入れて沸かせば、ダイダイ風呂の出来上がり。ダイダイなど柑橘類の果皮にはリモネンという芳香性のある精油成分が含まれているので、ゆっくりとお湯に浸かればリラックス効果が期待でき血行もよくなって体がぽかぽか温まります。
年の始まりは爽やかな香りのダイダイ風呂で、縁起のよいスタートを切ってみてはいかがでしょうか?

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