まだまだ寒い日が続く2月、気温も低くて空気も乾燥するこの時期は、ウイルスの活動が活発になる時期。風邪などひかれないように気をつけることが重要。そして、冬は骨折が増える時期でもあります。今回は骨を強くする対策についてをお知らせいたします。
さて、そんな2月の22日は何の日かご存知ですか? ヒントは「222」→「ニーニーニー」。ちょっと難しいですよね。「ニーニーニー」→「ニャンニャンニャン」。
そうなんです、少し強引な気もしますが、2月22日は「ニャンニャンニャン」と猫の鳴き声に近いことから、1987年に制定された「猫の日」なのです。
実は、猫は、人間の骨密度を上げる素晴らしい能力を持っているのです。
風邪やインフルエンザだけじゃない、冬は骨折にも注意!
冬に気をつけなければいけないのは、風邪やインフルエンザのような感染症だけではありません。実はこの時期、1年でもっとも多くなるのが「骨折」なのです。
冬に骨折が増える理由
1気温や外出頻度が減ることにより、筋肉の柔軟性が低下し、体の動きが鈍くなります。また、厚着で動きづらくなったり、毛糸など厚手の靴下で足元が滑りやすくなったりすることで転倒しやすくなる傾向があります。
2冬は路面の凍結や積雪などで、足元が滑りやすくなり、室内でも毛足の長いじゅうたんや、こたつ、ヒーター、またそれらの電気コードによって転倒する人が増えることがあげられます。
特に高齢者は、筋力や身体機能が低下してバランスを崩しやすく、思った通りに足が上がらずにつまずいたり、階段を踏み外したりすることで、転倒・骨折するリスクが高まります。加齢による視力の低下で転倒するケースも少なくありません。
また、高齢者は薬を複数の飲んでいる方も多く、薬によってはふらつきや立ちくらみなどの副作用が出るものもあります。
さらには、年齢とともに骨形成のスピードが落ち、骨が弱くなっていくため、骨密度が減って骨粗しょう症を引き起こしやすくなります。特に閉経後、女性は骨の形成を促す女性ホルモンの分泌が低下するため、骨粗しょう症を発症する人が急増します。
このように、転倒や骨密度の減少による骨折が主な原因です。もちろん若い人でも、密度の高い丈夫な骨を持っているに越したことはありませんよね。
ここで、力を発揮してくれるのが、猫なのです。「猫アレルギーがある」、「動物が苦手」
という方にも簡単にできる対策をご紹介します。
知ってビックリ、猫の知られざる驚きの能力とは!?
猫を飼っている人や猫好きなら知っているかもしれませんが、猫はリラックスしている時や気持ちいい時に喉をゴロゴロ鳴とらします。そしてこのゴロゴロ音にこそ、人間の骨密度に影響を上げる驚きの力が秘められているのです。このゴロゴロ音の周波数は25~150ヘルツで、医学的にもさまざまな病気に効果のある周波数だといわれています。
【ゴロゴロ音の4つの効果】
1骨密度を上げる
最近の研究では、猫がゴロゴロ音を出す時の微細な振動が、「人の骨密度を上げる」また、「骨折の治療に有効」ということがわかりました。
猫は骨折をしても他の動物の3倍の速さで回復することが知られており、これは自分で出すゴロゴロ音のおかげだといわれています。
今では、猫のゴロゴロ音の周波数からヒントを得た超音波による医療器が開発され、骨折治療に使われています。
実際に、サッカーのベッカム選手や野球の松井秀喜選手が骨折治療の際に、この超音波の治療器を使用して、早期回復を実現しています。
さらに、25~150ヘルツの低周波である猫のゴロゴロ音は、副交感神経を優位にさせ、幸せホルモンの1つである「セロトニン」の分泌を促したり、自律神経の乱れを整えてくれる効果もあるといわれています。これにより、ストレス解消、免疫力アップ、ポジティブ思考に導くなどの効果があるとされ、「副作用のない薬」と呼ばれることも。
他にも、猫がそばにいるだけでさまざまな健康効果が得られます。
2オキシトシンの分泌
肉球、お腹、フワフワの毛など温かく柔らかいものに触れることで幸せホルモンの1つ「オキシトシン」が分泌され、それにより、気持ちを落ち着かせる「セロトニン」、快感・多幸感を得る「ドーパミン」の分泌も促されます。
3心臓発作の死亡率が低減
2008年に4,500人程を調査対象として行われたミネソタ大学の研究では、ネコを飼っている人はネコを飼っていない人たちよりも心臓発作の発生が30%低いという結果がでています。
4逆セラピー効果
猫など、自分よりも小さく、弱いものの世話をすることで、「自分にも出来ることがある!」というポジティブな感情が生まれ、心身の状態が改善することがあります。また癒し効果も期待できます。フランスではすでに、獣医師が提案するゴロゴロセラピーや本まで出版されているほど効果が認められています。ちなみにフランスでは、ゴロゴロのことを「ロンロン」と表現するので「ロンロンセラピー」と呼ばれているそうです。猫好きでなくても、ゴロゴロ音がリラックス効果をもたらすという筑波大学の研究結果もあります。