~3月の食養生~
この時期は、冬の間に代謝が落ちて「気・血・水」の巡りが遅くなったことで、体に老廃物がたまっている傾向にあります。
肝は、血液の貯蔵庫であり、体の中に栄養素を送り、老廃物を集めて取り除く、という新陳代謝のコントロール機能を担っています。
また、肝は「気」を動かす原動力ともいわれています。気が巡ることで、「血」「水」がスムーズに巡るようになります。
肝の機能が弱まると、血液の流れや新陳代謝が滞り、めまいや不眠、情緒不安定などの症状を引き起こしてしまいます。
そのため、肝の働きを助ける食材を食べることが大切です。
特に、旬の山菜が持つ独特の苦み成分は、肝の機能を高め新陳代謝を促進してくれます。
〜3月のおすすめ食材〜
うど…うどは、体を温める作用があり、関節痛や神経痛、筋肉痛の緩和につながります。
帆立…帆立は、「肝」の働きを補って運動機能を高めると考えられているため、滋養強壮や老化防止の作用があります。
3月は「肝」をサポートして「免疫力」を高めましょう!
参照:日本成人病予防協会