お知らせコラム

ヘモグロビンA1cが高いまま放置すると危険な2種類の合併症とは?

ヘモグロビンA1cが高いままだと糖尿病は徐々に進行していきます。
「ヘモグロビンA1c6.5から7.1に上がってしまった・・・」
3ヵ月前は6.7だったのに今は7.3になってしまった・・・」
この時、なにか体調の変化はありましたかと質問されると、
「特に変化はありません」
「食欲もあるので大丈夫」という方がほとんどです。
実は、進行しても自覚できないことがヘモグロビンA1cの怖いところです。

ヘモグロビン
A1cが高いと食事のたびに血管を傷つける。
ヘモグロビンA1cが高い方は食事のたびに高血糖になります。
つまり、毎日食事をするたびに高血糖な血液がドロドロの状態で血管を流れているのです。
その血液が流れるたびに血管は傷つき、血管内の損傷は自覚症状がなく進行。
体の変化や痛みは感じないけど、血管は「今も痛み続けている」のです。
そして、この血管と血液の状況によってさまざまな障害が発生します。

絶対に避けたい糖尿病の慢性合併症
ヘモグロビンA1cの正常値は6.1%以下。ヘモグロビンA1cが6.2以上あるということは、徐々に糖尿病が進行しているということです。7.0%~10%と上昇傾向にあるとしたら、急速に糖尿病が進行しているということになります。そして、ほとんどの場合、無自覚のまま糖尿病は悪化するのです。
例えば、頭痛なら「ズキズキするから鎮痛剤を飲もう・・・」とか、
花粉症なら「目がかゆい、鼻水がでる・・・」というように体の異変にすぐに気づくことができます。しかし、糖尿病はこのような自覚症状を感じることができません。
そして、「気づいたときには重篤な合併症を発症している」という可能性もあります。

2種類ある危険な慢性合併症とは?
慢性合併症は細小血管症と大血管症の2種類に分類されます。
細小血管症は網膜症・腎症・神経障害
大血管症は脳梗塞・心筋梗塞・狭心症などを引き起こします。
糖尿病が怖いのは、血管がもろくなることによる合併症を引き起こすからで糖尿病の方の死因のほとんどが慢性合併症によるものと言われています。ヘモグロビンA1cの数値が高いままということは、
「毎食後、高血糖によりドロドロの血液が流れていますよ」
「食事のたびに血管を傷つけていますよ」
その結果、
「酸素や栄養が細胞に十分に届けられていないので、このままだと病気になり老化まっしぐらですよ」ということになります。

 

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