お知らせコラム

4月4日は「歯周病予防デー」です。

今日、4月4日は「歯周病予防デー」です。
4と4で「歯(シ)周病」、「予(ヨ)防」2つの語呂を合わせ、歯周病予防の啓発のために設定された日です。この 歯周病 は実は、35歳以上の日本人が8割も感染していることをご存じですか?歯周病とは歯の周囲に歯周病菌と呼ばれる細菌が繁殖し、歯肉を炎症させて、最終的には歯自体が崩れ落ちる病気です。歯周病は、細菌感染症なのです。そして、歯周病が厄介なのは毒性物質が歯肉の血管から全身に流れて様々な病気を誘発することです。
日本臨床歯周病学会が提示するセルフチェックをご紹介します。
歯周病のセルフチェック
思いあたる症状をチェックしましょう。
【全体】
1.口臭を指摘された・自分で気になる
2.朝起きたら口の中がネバネバする
3.歯みがき後に、毛先に血がついたり、すすいだ水に血が混じることがある
【歯肉の症状】
4.歯肉が赤く腫れてきた
5.歯肉が下がり、歯が長くなった気がする
6.歯肉を押すと血や膿が出る
【歯の症状】
7.歯と歯の間に物が詰まりやすい
8.歯が浮いたような気がする
9.歯並びが変わった気がする
10.歯が揺れている気がする
【判定】
チェックが1~3個の場合
歯周病の可能性があるため、軽度のうちに 治療を受けましょう。
チェックが4~5個以上の場合
中等度以上に歯周病が進行している可能性があります。早期に歯周病の治療を受けましょう。
チェックがない場合
チェックがない場合でも無症状で歯周病が進行することがあるため1年に1回は歯科検診を受けましょう。
引用元:日本臨床歯周病学会HPより

糖尿病と歯周病の関係
HbA1c9%以上の人は健康な人よりも歯周病の割合が2.9倍も高い
・BMIが27以上の人は歯周囲炎の割合が1.35倍高い
・空腹時血糖値が125mg/dl以上の人は歯周ポケットが3.5mmになると糖尿病が明らかに増える
「出典:歯周病対策で生活習慣病を防ぐ」

歯周病と糖尿病の負のスパイラル
糖尿病から歯周病になることもあれば、歯周病が原因で糖尿病になることもあります。
そして、最も怖いのはお互いが影響し合い、糖尿病と歯周病が悪化する負のスパイラルです。

糖尿病
高血糖が続く
→ 歯肉の毛細血管が弱くなる
→ 歯肉の炎症が悪化
→ 免疫力の低下
→ 歯周病菌が増殖
歯周病 炎症促進物質が発生
→ 炎症促進物質が毛細血管から全身に
→ インスリンの働きを阻害
→ すい臓が疲弊する
→ 糖尿病が悪化する

負のスパイラルを起こさない対策
糖尿病対策
1.今の血糖値を知ること
2.血糖値上昇をなめらかにする
3.ヘモグロビンA1cを正常値に保つ
歯周病対策
1.就寝前の歯磨きで細菌除去
2.起床直後の歯磨きで細菌除去
3.歯間清掃具でプラークの除去

糖尿病お助け隊ホームページより

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