お知らせコラム

化膿性皮膚疾患の初期、湿疹・皮膚炎に十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)

化膿性皮膚疾患の初期、湿疹・皮膚炎に ・・・十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)
十味敗毒湯は、腫れもの•できものの初期に幅広く使われている漢方薬です。「十味」とは桜皮や桔梗など配合されている10種類の生薬のことを指しており、「敗毒」には皮膚の化膿症状を治すという意味があります。ざ瘡、いわゆる大人ニキビや、マスク刺激に伴う湿疹などに活用されています。
十味敗毒湯は、華岡青洲が考案した漢方薬として有名です。江戸時代は現代よりも衛生状況が悪く、化膿性皮膚病を患う方がたくさんいました。青洲もそれらの治療を行っていたようで、皮膚病治療に関する著書を多く残しています。その1つ「瘍科方筌(ようかほうせん)」には、本文冒頭に十味敗毒湯が記されており、その重要性が伺えます。
症状によっては十味敗毒湯が適さない場合もありますので、ご相談のうえご使用くださいね。

タイトルとURLをコピーしました