お知らせコラム

疲労倦怠、病後・術後の衰弱に・・・補中益気湯(ほちゅうえっきとう)

疲労倦怠、病後・術後の衰弱に・・・補中益気湯(ほちゅうえっきとう)
補中益気湯は、李東垣(りとうえん)著「内外傷弁惑論(ないがいしょうべんわくろん)」(金時代)に収載されている漢方薬です。代表的な補気薬(元気を増す薬)の1つで、疲労倦怠、病後・術後の衰弱、ねあせ、食欲不振、感冒、虚弱体質に用いられます。あまり胃腸が丈夫でなく日頃から疲れやすい方や、病後で体が弱っている方におすすめです。
津田玄仙は補中益気湯が適している方の目標として、
①手足倦怠(手足の倦怠感)
②語言軽微(声に力がない)
③眼勢無力(目に力がない)
④口中生白沫(口に白い泡がたまる)
⑤食失味(食べ物の味がわからない)
⑥好熱湯(熱い飲食物を好む)
⑦当臍動悸(臍周囲に動悸を触知する)
⑧詠散大而無力(脈は散大無力)、
以上8つの症状をあげ、特に①手足倦念を伴うことが重要であると述べています。

 

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