お知らせコラム

イーパオ(アリのパワー強い生命力)

中薬として長い歴史を持つ「アリ」
中国では3000年以上前からアリを食用にしてきました。紀元前の文献「周礼・天官」には、アリの幼で作ったジャムのような食品を皇帝御用達とした記載があります。東漢時代には、アリの粉末を蜂蜜で丸く固めた「金剛薬」が骨の弱い患者に用いられ、不老長寿に重宝されたと言います。
唐代の医書「経史証類本草」には「益気力、筋骨強」と記され、明代の名医/李時珍は「本草綱目」(虫部40巻)の中でアリの形態などに詳しく触れ、「アリの卵を取りジャムにすると、味は肉ジャムと似ている。貴族しか入手できない」と残しています。
数千年に及ぶ生活経験から、アリの成分の優れた「滋養強壮作用」および「通経活絡作用」、すなわち痛み止め等の効果が明らかになったのです。
これまでアリは、リウマチ関節炎をはじめ肝炎、虚弱体質などに用いられてきました。なお、現在、多種類のアリの中で最も有効とされているのは、(擬黒多刺蟻(ぎこくしたあり)/クロアリ)です。
・小さな体に大きなパワー、アリは栄養の宝庫です。
自分の400倍の重さを持ち運びする怪力。
古来より中国の人々は、小さなアリが自分よりはるかに大きいものを運んでしまう力強さに注目してきました。その持ち上げる力は体重の400倍、引っ張る力は1700倍と言われています。
(体重25Kgの子供が、約10トンの象を持ち上げたり、約43トンのダンプカーを引っ張っていることになります。)
アリは1億年以上も前から地球上に生息してきた生き物です。恐竜が絶滅した時代もたくましく生き延び、今や全世界に12000種もの大繁栄を遂げています。
・アリのパワーと生命力を私たちの体に。
アリの重要なタンパク源として、世界各地で食されています。栄養分析によると、アリのエネルギー量は同じ重さなら牛肉の4倍。9種類の必須アミノ酸を網羅する20種類以上のアミノ酸が含まれ、カルシウムや鉄、亜鉛、マンガンなどの微量元素も豊富で現代人の食生活では難しい栄養素を補給することができます。
・こんな時にアリの力を借りましょう。
疼痛軽減
過剰な免疫反応により増加した抗体は、体組織を強く攻撃して炎症を起こさせます。これがリウマチなど免疫疾患の痛みの原因と言われています。アリに含まれているギ酸などの成分は、この過剰な免疫反応を抑え、炎症を改善し、痛みを緩解します。また、通絡作用により滞りを改善、痛みを緩解します。慢性筋肉痛や腰や手足の脱力感は、筋肉の衰えと栄養不足が原因と言われます。タンパク膣やミネラルを豊富に含むアリの成分が筋肉に栄養やエネルギーを供給し、痛みを改善し、筋力を強化させます。
疲労回復・滋養強壮
人体に必須なアミノ酸9種を網羅する栄養分が病気や高齢化によって衰えた体に元気を補います。また亜鉛やマグネシウム他多種の微量元素が、体内酵素の合成や抗ストレス、体の機能活性化に働きます。この栄養分は子供の発育にも役立ちます。
 

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