お知らせコラム

膠の話


美しさを大切にしているのは現代女性に限ったことではありません。
古来、漢方でもコラーゲンは「膠(きょう)」と呼ばれ、美容に大変重宝されていました。

「膠(きょう)」は一文字で「膠(にかわ)」と読みます。
動物の皮や骨・角などを煮出して(煎じて)つくられる、
中国に古代から伝わる貴重な動物性生薬です。

普代【265年から420年】の医者である葛洪先生の母親は将来病弱でしたが、
亀板甲を3日間煎じてシロップ上になった亀板膠を飲ませると
1週間ほどでみるみる元気になったと記述されています。

亀板膠、鼈甲膠、鹿角膠は、
原料である亀甲、鼈甲、鹿角を伝統的な方法に基づき、
ゆっくりと時間をかけて煮出し、さらに凝縮したものです。

「膠」状の生薬として阿膠も有名です。
阿膠はロバの皮より抽出されるもので、
「補血の聖薬」と称されています。

星火亀鹿仙には亀板膠、鼈甲膠、鹿角膠が含まれ、
婦宝当帰膠には阿膠が含まれます。

まさに高級漢方美容薬と言えますね。

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